ソーシャルゲームこと『ソシャゲ』ではサービス終了『サ終』という恐怖が常に付きまといます。では、ソーシャルゲームがサービスを終了する基準はなんなのか、更新停止との違いを解説。サ終の見極め方・推しゲームがサービス終了になったときの不安への対処法を伝授します。
私自身、プロフェッショナルなゲームマーケターではないのと、現在存在するゲーム会社さんの社員でもないので、100%これが正しいということは言えません。そして、これはプロフェッショナルなゲームマーケターの方でもいえるのかなと思っています。
真実は各ゲーム会社さんの機密事項ですから、それを知る由はどこにもないわけです。
ソーシャルゲームのサービス終了と更新停止の違いは?
ソーシャルゲームでは二つのタイプの終わり方があります。ただ、更新停止に関しては『終わり』と定義するのは、ちょっと違うかもしれません。
一つ目がサービス終了。
完全にアプリをプレイストア市場から撤退し、半永久的に消滅することを言います。
二つ目が更新停止。
完全にアプリをプレイストア市場から撤退するのではなく、イベント等の新しい情報アップデートをせず、存続させるスタイルです。
ソーシャルゲームのサービス終了の基準について
ソーシャルゲームのサービス終了の基準について、結論からいうと売り上げだけでは判断できません。売り上げが低いからサ終へのカウントダウンだとTwitterを中心とした、SNSでよく目にしますが、それが100%真実かといわれるとそうではないはずです。
もちろん
売り上げが悪い=サービス終了の危機
という方程式は間違っていません。では、なぜ売り上げが悪いのにもかからず、サービス終了にならないケースがあるのかを順を追って解説していきたいと思います。
まずはアプリ終了までの流れを簡単に解説します。
アプリをサービス終了するのにかかる手間
はっきり言ってしまうと……アプリをアプリストアから削除するのは簡単です……。
ディベロッパー側からアプリを消したいという申請をし、それが承認されればアプリは、アプリストアから消えるわけですね。
ただ、アプリを消すという簡単な作業だけでサービス終了は出来ないのが現実です。
- 雇用関係(契約期間)
- ユーザーへの返金
ざっくりとですが、こんな感じで色々なことが付いてまわります。リアルのお店でいうとシャッターをしめて、商品は置きっぱなしでサヨウナラはできないということと同じ原理です。
ゲームアプリが1年未満や特例でサービス終了をむかえるケース
ゲームアプリが1年未満でサービスを終了を迎えるケースは稀ですが、ちらりとみかけると思います。
理由としては1年で回収出来るであろうと設定していた売り上げを遥かに下回っていた場合などに起こります……と定義したいところですが、大半の理由がこれではないので……
これに関しては、ゲームアプリを開発する時点で一体どれぐらいの資金をかけて制作したのかによっても変わってきますから、
売り上げ〇〇円だから1年未満でサービス終了
という定義は当てはまらないわけです。
では、何が理由なのか。
最大の理由としては、
- アプリ運営もAIが行っているわけではなく、人間が行っているので人間関係のトラブルなどによってもサービス終了を迎えるケースもあります。
- そもそも法律ギリギリのグレーな運営をしていた。
- アプリストアから警告がきて排除せざるおえなくなった。
私が認識している中では、このようなダークな理由が大半を占めることから、アプリが開始されて1年未満で終わるアプリに関しては、異例ともいえる事態ともいえるでしょう。
ソーシャルゲームのサービス終了へのカウントダウン
ソーシャルゲームアプリのサービス終了を見極めたいという方も多いかと思います。ここでは私が体験した予兆の一部を紹介いたします。
各ゲーム会社さんによってアプリ運営のスタンスが違うので全て当てはまるということはありません。
見極めるコツそしては、アプリリリース時を基準に考えてみてください。
- ガチャの排出率が急によくなった
- レアリティ(SSR)が急にレア度低下(配布され始めるなど)
- アプリがリリースされた当初に比べると新しいイベントがなかなか更新されない
- ログインボーナスでの変化(〇周年記念などは除く)
だいたいこの四大要素が大きいかなと感じました。
ソーシャルゲームアプリの売り上げが悪いのにサービス終了にならない理由
私が認識しているケースでは3パターンあります。プロフェッショナルのゲームマーケティング分析者の方々は、更に詳しいことが分かるかもしれません。
まず、アプリ売り上げが悪いのにも関わらず、サービス終了にならない理由を把握するのにはアプリ開発においての過程を知ることが鍵となってきます。
知っておきたい!ゲームアプリ開発においての過程
ソーシャルゲームを制作するにあたって、9割以上のゲーム会社さんではアプリ開発をする際に資金設定というのを行っているところが多いです。これはゲームアプリ開発だけではなく、どの市場でも当てはまることだと思っています。
たとえば、
アプリ開発に1億かかったとします。
アプリを市場にリリースするにあたって、広告代や人件費などが更にかかります。
この時点でアプリが黒字なのか?という質問に対して黒字ですと答えられるゲーム会社さんはおそらく0社といっても過言ではありません。
つまり、どのゲームアプリもリリース時は赤字からスタートするというわけです。
ここから各ゲーム会社さんの戦略で結果が変わってきます。
ちなみに平均的にアプリ運営を安定させるのに約1年~3年を目安に考えている会社さんが多いです。
その設定した期間でどれだけアプリを黒字にし、アプリ運営を安定させるかが鍵となってきます。
ちなみに、3周年記念!以降の記念日を掲げているゲームアプリは崇拝できるアプリと言っても過言ではないです。というのも、アプリストアで3年以上ソーシャルゲームアプリを存続できるのは、私の記憶では約12~13%だったと思います(違うかもしれない)。
各ゲーム会社さんのアプリ運営チームが設定している戦略通りに物事が進めば、更に新しいプロジェクト(アニメ化や商品化など)を展開していくわけですね。
ここまで読めば、やはり売り上げが悪ければサービス終了なのではないか?と思われる方が過半数を占めると思います。もちろん最初の方でもお伝えした通り、利益が生み出せないアプリは、確かにサービス終了へのカウントダウンなのは間違いありません。
しかし、これから説明する特別なケースにおいては
売り上げが悪い=サービス終了
という方程式が当てはまりません。ではどんなものがあるのかをみていきましょう。
分かりやすく例えを出したいのですが、この辺は大人の事情が絡んできそうなので、私のオブラートな解説で(笑)。
①一つコアとなる大きなアプリを運営している。
そのコアとなるアプリにユーザーを流出させるのが主な目的な場合は、該当アプリが赤字でも運営を継続する可能性があります。
②同じゲームを他国に展開しているケース。
アプリのプラットフォーム……。アプリ構築は既に完成されており、ビジネス的な観点でお伝えすると、簡単な話……
アプリ内の言語を変えるだけ。。。
なので、ほとんど資金がかからないです。大手のMMORPGとかになってくると言語を選んでサーバー選択とかも可能にしていたりしていますね。こうやって上手くアプリマネジメントをしているわけです。
これ以外にも税〇対策とか色々と試行錯誤やっていところもあるかなと思います……。
③ゲームアプリ運営がメインの会社ではない場合
非常に興味深いんですけど、ゲーム会社だけがゲームアプリを運営しているわけではないです。
その会社さんが本当に売り上げを出したいものがProfitを生み出していれば全く問題がないというスタンスの場合。言い方を変えると、ゲームアプリを趣味とまではいきませんが、多少の赤字でもいいかなという感覚で運営している会社さんも少なからず存在していると思います。
サービス終了が不安!なんのためにソーシャルゲームをプレイするのかを考えてみる
過去のツイートに私は『サービス終了に怯えていたゲームアプリはプレイ出来ない』と断言させていただいております。
結論からいうと、ゲームアプリも己の人生があるのです。
というのも、なくなるのが分かってるならプレイしないというスタンスを取っている重課金(廃課金)のユーザーはおそらく少ないと思います。少なくとも私の周りには一人もいないです。ソーシャルゲーム以外で分かりやすく説明します。
あなたは自分の明日起こるであろう出来事を予測できるでしょうか?
これはたぶんNO!です。急に宝くじが大当たりするかもしれない、もしかしたらその逆の不幸が待ち受けているかもしれない。まさに予測不可能なのが人生です。
これに対してYES!と回答できる人はおそらく霊媒師やサイコメトラーなどの特殊能力を持ち合わせている方々ぐらいです。
※ちなみにサイコメトラーの方々は幻想などではなく、国によっては政府に雇用されたスペシャリストのポジションなのでれっきとした職業です。
終わるから手放すのか?もういいのか?
これも個人の人生価値観なので何とも言えません。人間が死というものに直面したときに覚悟を決めるのか、それとも見てみぬふりし、現実逃避をするのか、それも個人の自由です。
ソーシャルゲームのサービス終了におけるアリポの見解
私はゲームプレイ歴が長いです。ですから、たくさんのアプリのサービス終了を見届けてきました。サービス終了では、データが消えるからお金がもったいなかったと考える方もいるでしょう。
私は、ゲームアプリのデータを買っていたわけではないです。ゲームでの沢山の思い出を作るために愛を注いでいた(課金していた)と思っています。
もう一度、自分の心に問いかけてみてください。一体何のためにソーシャルゲームをやっているのかを。
ソーシャルゲームのサービス終了の果てに
終わりゆくゲームを卑下するのではなく、温かく見届けるのも私たちゲーマーの役目だと思っております。生あるものは死が訪れる。自然の原理です。






